東京歯科大学は、創立以来つらぬく「臨床・教育・研究」の三位一体を土台に、患者中心の医療とEBMに基づく実践力を鍛えてきた。現在の水道橋キャンパスでは、教養・基礎・臨床系講義と実習、登院、研修、大学院までが一体化し、附属の水道橋病院と密接に連動する学修体制を整えている。
 水道橋病院は1日平均約780名を診療し、20床・136台の歯科ユニットを備える基幹施設で、専門横断的な連携が実践されている。学生・研修医は「医療の現場」と「学びの場」を経験しながら、確かな臨床判断とチーム医療の素地を身につけていく。母校は創立120周年記念事業として、2010年に千葉・稲毛から東京・水道橋へ主キャンパスを移転。その後も校舎整備を重ね、都心の利便と学術資源を最大限に生かす体制を築いてきた。キャンパスの正門をくぐれば、最新の環境に囲まれながらも、患者と真正面から向き合う実直な校風と、世代を超えて受け継がれる職業倫理が変わらず息づいている。かつて海風の街稲毛で育まれたまなざしは、都市の只中でも確かに脈打ち続ける。

東京歯科大学 本館


東京歯科大学 新刊

 所在地は千代田区にありJR総武線・水道橋駅東口、または都営三田線から至近というアクセスの良さも、水道橋病院での学習・臨床・研究を加速させる。書店街や大学病院群が近接する立地は、講義や実習の延長線上に情報と交流が流れ込む「都市型の学び」を後押しする。同窓会ネットワークは、関東・関西をはじめ全国の縦横のつながりを結び直すハブだ。大阪府支部はじめ、近畿連合同窓会として結びつきを大切にしている。

かつての千葉校舎


新たに建設された千葉歯科医療センター内観

 そして、水道橋での〝腹ごしらえ〞の代表格が「中華そば勝本」。醤油清湯の名店として知られ、「ラーメン百名店」選出の実績を持つ。JR水道橋駅西口から徒歩約1分という近さで、診療・実習や講義帰りにさっと寄れるのがありがたい。澄んだ鶏×魚介だしと端正な麺線、過不足のない具材、静かに体に染みる一杯は、忙しい一日のスイッチを切り替え、明日の臨床へと気持ちを整えてくれる。場所は変われど学びと日常のリズムは今も更新され続けている。